お役立ちコラム
2022/10/31
車のインターフェース・車載HMIとは何か?人と車を結ぶ技術
インターフェースとは、2つ以上ある物同士を接続する部分のことを言います。
車ではしばしば「ヒューマンマシンインターフェース(HMI)」とよばれ、人間が機械やシステムを簡単に制御したり管理したりできる仕組みを指します。
特に自動運転ができる自動車に欠かせない仕組みで、だれでも乗りこなせるよう開発が進められています。
実はハンドルやペダルなどもインターフェースに含まれます。
この記事では、車のインターフェースや車載HMIなどについて分かりやすく解説します。
車のインターフェースとは?
車の「インターフェース」とは、「人」と「車」を結び付ける装置や技術のことをいいます。
インターフェースは人と車の接点であるため、車のハンドル・ペダル・メーターなどもインターフェースに含まれます。
例えば、次のようなインターフェースが上手く機能することで、快適な走行が可能となります。
・ハンドル操作の重さ
・各操作に対する車の反応具合
・ペダルを踏んだ時の車の加速の仕方
・ブレーキの利き具合
・メーターの認識のしやすさ
上記のような要素は車にとって欠かせないものであり、「インターフェース」という表現が登場する以前から重視されてきました。
しかし、近年になって「インターフェース」という言葉があえて使われるようになったのは、高度な情報通信技術が車に搭載されるようになったためです。
例えば、カーナビは目的地へ誘導したり、ディスプレイに交通情報などを表示したりするため、「ナビゲーションや情報内容の正確さ」「画面の見やすさ」「ドライバーにとって最適な情報を表示しているか」「使い勝手はよいか」など、インターフェースの良し悪しが非常に重要になります。
自動車メーカーも、ドライバーにとっての利便性や機能性といったインターフェースを意識して研究・開発を行なうようになりました。
近年では、機能を作動させる順序のわかりやすさ・車間距離や速度を調整する場合の操作のしやすさ・車の稼働状況をディスプレイで確認する際の便利さなど、インターフェースを重視した車づくりが行なわれています。
車載HMIとは?
インターフェースに関連する用語に「車載HMI」があります。
HMIとは「Human Machine Interface(ヒューマンマシンインターフェース)」の略称で、人間と機械(マシン)が相互にやり取りできる仕組みのことです。
HMIには、「人が機械に指示を与える手段」と「機械が人に指示を与える手段」があります。
「人が機械に指示を与える手段」にはスイッチ類・ペダル・レバー・ステアリングホイールなどがあり、「機械が人に指示を与える手段」には液晶パネル・モニター・ディスプレイ・メーター・スピーカーなどがあります。
車載HMI の概念はADAS(先進運転支援システム)の開発において特に重視されています。
ADASでは人と車載システムが共同で車の運転を行なうため、人と車が円滑にコミュニケーションをとる必要があります。
自動運転とは異なりADASの運転では人が主体であるため、車の状態や必要な操作が何であるかをドライバーに的確に伝えなければならないのです。
一方、自動運転においても「完全自動運転」は実現していないため、依然としてドライバーによる監視・制御は必要です。
自動運転といっても、現時点では、メーターやランプなどを常にチェックしなければなりません。
そのため、自動運転の研究・開発においても、車載HMIが重要になります。
例えば、「走行中のどういう場面で危険や問題が生じるか」「異常事態へ有効に対処するにはどんなHMIが有効か」といった研究が行なわれています。
車におけるインターフェースの未来は?
今後は、自動運転の導入・人工知能技術の積極的活用などが進むのに伴い、増々インターフェースが重要になることが予測されます。
人とコンピュータのやり取りが、いかに正確に、かつ素早くできるかが重視されるようになるでしょう。
例えば、音声入力技術の開発では、コンピュータがいかにドライバーの発する言葉を正確に理解し、ドライバーが望んでいる最適な情報を提供できるのかが問われます。
こうしたことを実現するには、車の製造技術だけでなく、ソフトウェアの適応能力の向上も求められます。
また、電気自動車(EV)が普及すれば、充電設備の所在・空き情報などを正確に表示するインターフェースも不可欠になります。
このように、自動車技術やコンピュータ技術の進化とともにインターフェースの重要性もさらに増していくでしょう。
まとめ
以上、車のインターフェースについて解説しました。
人と車を結び付けるインターフェースの重要性がお分かりいただけたかと思います。
ハンドルやペダルなど車が元々もっている機能の操作性はもちろんのこと、近年車に搭載されるようになった高度な情報通信技術についてもインターフェースの良し悪しがその性能を決定付けます。
今後は、EV・自動運転・ADASなど、車関連の技術が進化するにつれ、インターフェースの重要性がさらに増していくことでしょう。
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